懸念される業界の発言力低下

摘要

10月23日に日本製紙連合会（鈴木正一郎会長）の月例理事会が開かれたが、前月に続き北越製紙・三輪正明社長、大王製紙・二神勝利社長の両副会長が欠席、TOB問題の深刻な後遺症が浮き彫りになった。また前月の理事会に出席して「（会員間の相互不信を招いた）王子製紙の鈴木会長が製紙連の会長職を務めるのは不適切ではないか」と発言した名古屋パルプ・井川意高社長（大王製紙副社長）も欠席した。