シリーズ 水処理技術の要点（32）: 生物処理：流量調整槽と堰式流量計

摘要

活性汚泥法で汚濁水浄化の主役を演ずるのは言うまでもなく生物です。生物の集合体である活性汚泥は人間の動きと良く似ており急激な変化を嫌います。生物は，いつも同じ物を必要なだけ食べていればご機嫌で，安定した代謝活動をしますから結果的に良好な排水処理をしてくれます。人の規則正しい生活が健康維持に役立つのと同じことです。そのため，連続処理における活性汚泥法では量調整槽を設けて排水を一定の流量，均一なBOD濃度に調整して24時間連続的にばっき槽に送るようにします。