220MHz帯および920MHz帯屋外通信実験における距離伝搬特性の考察

摘要

災害対応の準狭帯域通信システム（DR-IoT）に対応可能である，VHF帯における広域での屋外電波伝搬特性モデルの検討を行う．明治大学生田キャンパス周辺における屋外伝搬特性測定結果より，市街地における屋外伝搬特性は，おおよそ奥村·秦モデル（郊外）に近似でき，周囲に住宅やビルなどの遮蔽物が多いときや伝搬路に山岳地形があるときには，おおよそ奥村·泰モデル(大都市）で近似できると予想される．また，ITM（Longley-Rice）による地形断面図からの面的伝搬特性予測について検討を行う．