Linimoの電力設備

摘要

日本初の磁気浮上式リニアモーターカーによる営業路線として東部丘陵線Linimoが2005年3月6日に開業した。 名古屋都市圏は、第四次全国総合開発計画の中で、高い産業集積を背景に、21世紀に向けた「創造的な産業技術の中枢圈域」を形成すべき地域と位置付けられている。 その中にあって、名古屋の東部丘陵地域一帯を「あいぢ学術研究開発ゾーン」として整備し、居住・文化・レクリエーション機能の充実など総合的な地域整備が推進されている。 今回は、2005年日本国際博覧会“愛・地球博”の重要なアクセスとして役割を担い、鉄軌道系高速輸送機関の空白地帯になっていた東部丘陵地帯の地域として重要な路線になり今後の輸送事業の拡大に期待されている東部丘陵線Linimoの電力管理システム、変電、電路の電力設備について概要と特徴を紹介する。