21世紀原子力発展の条件－人材育成·確保/国際展開·協力：アジアにおける原子力発電導入に対する協力の推進－インドネシア·ベトナムへ官民合同ミッションを派遣

摘要

世界のエネルギー消費は、途上国を中心に今後急速に拡大していくと予測されている。 原油価格は高騰を続け、エネルギー安全保障が国際的な重要課題となっている。 一方で、地球温暖化の原因物質とされる二酸化炭素の排出抑制を飛躍的に促進することが、人類社会の喫緊の課題となっている。 こうした状況を背景に近年、米国やフィンランドなどが原子力発電所の建設を推進しており、中国やインドはエネルギー需要の急激な増大に対応するため、原子力発電の大幅な拡大を計画している。 さらにアジア地域では、インドネシアとベトナムが原子力発電の導入を計画している。