これは「復興」ですか?第59回——メガソーラー

摘要

2021年6月に公開された経済産業省資源エネルギー庁の「エネルギー白書2021」に「東日本大震災後，福島県は再生可能エネルギーの推進を復興の柱の1つとして，再生可能エネルギー発電設備の導入拡大」「原子力に依存しない社会づくりの実現に向け,2040年頃を目途に福島県内の一次エネルギー需要量の100%以上に相当する量のエネルギーを再生可能エネルギーから生み出すという目標」とある。しかし，福島県内に電力を供給している東北電力の原発は福島県内にはなく,火力も南相馬市に200万kWの原町火力発電所だけで，後は水力，地熱，太陽光発電など，再生可能エネルギー発電所が稼働している。