生産4，300万t、消費4，800万tに達した中国市場のポテンシヤル

摘要

中国経済の高成長が続いている。 このところのGDP伸長率は毎年7～8％と高水準を維持。 さらに2008年の北京オリンピック、2010年の上海万博という大型イベントを起爆剤にして、米国を超える世界No.1の経済大国への遭を突き進もうとしている。 もちろん都市と農村の格差拡大、深刻なエネルギー・資源不足、後を絶たない官吏の汚職など急成長に付き物の歪みも生じているが、皮肉なことにこうした歪みの存在自体が中国経済に不断のダイナミズムをもたらす原動力になっている。なぜなら社会経済に深刻な矛盾があれば、それを解決しようとして必ず新たなビジネスやシステムが生まれてくるからだ。