橋梁上の単軌条軌道回路不正落下による停止信号現示

摘要

該駅の軌道回路JTが、断続的に不正に短絡表示しているのを認めたため調査を開始したが、現地調査中に自然回復し、以降再現しなかった。 その後の調査において、該軌道回路のレールと橋梁の筐体間の電圧を測定した結果、右レール（帰線側）と筐体間の電圧が0 V、左レールと筐体間の電圧が3 V前後でふらついていることが判明した。 また、左レールと筐体間を短絡させると該軌道回路が短絡表示となり、障害が再現することも確認した。 しかし、該軌道回路のボンド及びレール絶縁部分の検査では異常は認められなかった。