韓国における原子力海水淡水化プロジェクト

摘要

韓国が原子力海水淡水化システム用に開発中のSMART炉（Small Modular Advanced Reactor）は，定格熟出力330 MWのインテグラル型小型PWR（加圧水型軽水炉）で，その基本設計は韓国原子力研究所（KAERI）で2002年3月に完了した。 原子力海水淡水化システムは，このSMART炉に蒸気圧縮過程（Thermal Vapor Compression: TVC）を機能付加した多重効用蒸発法（Multi－Effect Distillation: MED）で，およそ10万人の都市の電気と水の需要に応える。