スペクタクルでドキュメント: 見えない世界を魅せる

摘要

「知られざる地下神殿の正体」(首都圏外郭放水路)、「工事現場の男たちパリコレを着る」(首都高速中央環状新宿線)、「地底能楽堂計画」(日比谷共同溝)、「東京カンパイ自動車道～全長200 mトンネルロングテーブル体験」(東京外環自動車道)。これらは、私が各地の現場広報プログラムにつけたキャッチコピーだ。どれもNHKスペシャルの番組タイトルを意織して作られている。いわゆる工事を一時的に止めて行う現場見学会なのだが、そこには千載一遇、空前絶後、門外不出の3つの要素を加えている。工事現場は知られざるスペクタクルでドキュメンタリーの現場であることを伝えたいという思いがある。