新市場への期待と懸念が交錯した日本ーフィンランド紙パ会議

摘要

本誌10月11日号に続き日本ーフィランド紙パルプ会譲の模様を紹介する。 前回は地球温暖化問題に関する双方の立場や取り組みを抄録したが、今回は新市場をめぐる動向がテーマである。 ここで言う新市場とはフィンランドでは主として東欧、ロシアを指し、日本では主に中国を意味する。 新市場はビジネスチャンスの拡大をもたらすが、機会を着実な成果に結びつけるのは、そう簡単ではないことが双方の発表から読み取れる。