ケイデンス·デザイン·システムズ社のOrCADP Spiceを用いたWindows用の設計環境で,テキサス·インスツルメンツ(TI)社のライセンスにより無償で使えます.OrCad CaptureとPSpice(PSpice for TI)の2つのプログラムにより構成されています.OrCad Captureで回路図の作成およびシミュレーション設定を行います.RunボタンをクリックするとPSpice for TIが起動してシミュレーションが実行され,結果を観測できます.作成できる回路図のサイズ(素子数)に制限はありません.TI社の多くのパーツとPSpiceの基本的なパーツが含まれているため,TI社のパーツを使った設計を簡単に始められます.TI社以外のパーツも取り込んで使用できますが,プローブ(波形観測点)が最大3つに制限されます.PSpiceには,多くのサイトや書籍など,参考になる情報が多く存在することもメリットの1つです.
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