和歌山県畜産試驗場

摘要

和歌山県は、日本列島のほぼ中央に位置 し、紀伊半島の南西側約半分を占めていま す。当場がある和歌山県南部は、自然環境に 恵まれ、世界遺産に登録されている紀伊山地 の霊場と参詣道や温泉地、美しいリアス式の 海岸線、その他さまざまな観光地があり、訪れ る人々の心身を癒しています。また、県土の約85が森林で占められ、平野部が少ないもの の、ウメ、ミカン、カキ、モモなどの果樹生産が 盛んで、畜産については養蜂で蜂蜜生産量が 全国で上位に位置しています。当場は、昭和 12年に西牟婁郡上富田町に種畜場として開 設し、昭和43年に現在の西牟婁郡すさみ町 に移転しました。その後、種々の機構改革を経 て平成10年に、現在の和歌山県畜産試験場 に名称が定まりました（写真1,2)。職員数は計 12名で大家畜部と生産環境部の2部体制によ り試験研究業務を行っています。