多電源ディジタル·システム時代の便利ロジックIC: CMOSレベル·シフタの活用研究

摘要

「このボードの電源電圧は？」と問われると，少し前ならたいていは「5Vだよ！」ということで済んでいましたが，近頃はそうもいきません．「3.3Vだっけ，あれ今は1.8V，いや，あそこはΔΔとの関係で1.2Vだったな」なんてことがありそうです．多電源化時代になってきています．ボード内DC-DCコンバータも増えてきています．そこで利用されているのが，多電源間ロジック信号インターフェースとしてのレベル·シフタICです．いろいろなケースに対応した素子が用意されています．本稿では，ケースごとのレベル·シフタICの正しい使い方を紹介します．