原料部会活動報告 JEC 2004に参加して

摘要

今回の視察を通して感じたことを以下に述べる。 （1）展示品・方法のすばらしさ自動車の関係のFRP部品が実際どのように使われているかが非常に良く分かり，日本のCON-EXの参考にしたいと感じた。 （2）FRPからFRTPへの兆し従来の構造部品だけでなく，表面性が必要となる分野にまで用途を広げようとしており，今まで熱硬化/熱可塑と分けて考えがちであったが，さらにCFRPを含めて大きなくくりのプラスチック複合材料として，日本も考えていく必要があるように感じた。 （3）新用途開発の必要性航空機へのカーボン複合材料，硝子複合材料のPPSの採用により，今回のJECのメインテーマでもあったように，非常に活気のある展示会であった。やはり，新規用途の開発が業界発展に多大な影響を与えるかということが，身をもって感じた。 ご自身が実際に展示会に参加することが一番いいと思う。 JECをはじめACMA（アメリカ），CCE（中国），RP ASIA等の展示会をご覧になることをお勧めする。