アジア市場の攪乱要因になる中国産新聞用紙の安値攻勢

摘要

アジア各国では原材料、エネルギー、輸送コストなどの上昇から新聞用紙価格が高騰している。 しかし中国品が輸出市場に出現した結果、アジアの新聞用紙市場は様変わりしつつある。安価な中国品の登場で、今後は価格が弱含むと予想する関係者が多い。 北米と欧州、さらに中国を除くアジアのサプライヤーは、コストアップのため48.8g/m~2め新聞用紙価格を7月からt当たり20㌦し引き上げようとした。 しかし一方、中国メーカーは安値でアジアの輸出市場に殴り込みをかけている。 このため値上げは散発的にしか実現していない。