七ツ鉢

摘要

物事を細切れにしてそのうちのひとつがどうなるかということだけに思いをはせるのは，どこか表層的で閉じた思考だ.ものが余る，そしてものが簡単につくれてしまう今だから，立ち止まってものや場や建物の間を凝視してみる.ある1点から，周りの状況をひとつひとつの要素や事象へと紐解き再考することで，どれだけが連なって広がるか，その論理を構築したい.