「新しい林業」に挑む！収支をプラスに転換へ，先進的な取り組みをみる

摘要

林野庁が今年度（令和4年度）から新たに実施している「新しい林業」経営モデル実証事業に取り組む林業経営体等が決まりました（7月26Rに公表）。「新しい林業」とは，伐採から再造林·保育に至る収支をプラスに転換する取り組みをいいます。令和2年度の『森林·林業白書』では，エリートツリーの低密度植栽や自動化機械の導入など最新の技術を活用した「新しい林業」に転換すれば，ha当たり113万円の黒字になると試算されており，昨年6月に閣議決定された新しい「森林·林業基本計画」でも「新しい林業」の実現を目指す方針が打ち出されています。