交ゆう館かなみ（宮城県登米市）

摘要

地域内での調達が容易な登米市産の一般流通材を積極的に使用して建設した。構造部材等が隠れてしまう「大壁工法」でなく，現しで木の良さをみせることができる「真壁工法」を採用することで，障害のある子ども達が自由きままに遊びまわる空間となるよう，直に触れて木のぬくもりを感じるとともに，木ならではの経年変化も実感できる空間づくりをめざした。手すり等も杉材の柔らかさを存分に感じられるようふんだんに使用する一方，隣接する「みやぎの明治村」の建物や景観にふさわしい屋根のデザインとした。