ビジネスチャット

摘要

大学病院,総合病院に約20年勤務したのち,自分の クリニックを昨年開業するに至った.自身の専門分野が 屈折矯正手術であったこともあり，働き盛りの若い患者 さんと接することが多く，待ち時間が長く融通が利かな いアナログな病院システムに疑問をもっことが多くなっ たことが主因である.当時は具体的な案があったわけではないが,IT起業 家と接するうちに,彼らは実に高速で自身のやりたいシ ステムやビジネスを形にしていくことに憧れを抱いた. 大きな病院では,たとえば眼科の簡単な要望を採用して もらうだけでもさまざまな委員会を介して長い時間がか かる.このスピード感の違いは大きなストレスであっ た.本当に細かな所の利便性を向上させるためのアイデ アは日々増えていったが，このままでは実現するのに相 当な時間を要するなと悟ったとき，いっそのこと自分で クリニックを作るしかないという決断になった.2022 年6月8日に代官山アイクリニックを開院することにな ったが,このクリニックにはたくさんの自身の思いを半 ば強引に導入した.クラウド管理の電子カルテ，LINE, SLACKといったビジネスチャット,googleカレンダー による予約管理など，現在利用できるITツールをなる べく導入したわけだが，今回はそのうちビジネスチャッ 卜についてつぶやこうと思う.