ねじに触れた子供たち

摘要

ねじ、ボルト、ナット。こうしたものに産まれて初めて触れたのはいつだろうか。誰しもそんな「原体験」を持っているのでは無いだろうか。大人になれば当たり前のように使ったり、作ったりしているこれら締結部品。ただ最初は、宇で回すと締まっていくと言うこと自体がとても不思議な事だったに違いない。機械の小型化とデジタル化が進んでいく現在、子どもたちが機械部品を目にする、また触れる機会はどんどん減りつつあるように思える。しかし、葛飾区ねじ連合会が葛飾区産業フェアで開いているねじ製造体験ブースは、子どもたちに特別な「原体験」を与える役目を果たしている。今年も10月14～16日に開かれた第32回葛飾区産業フェアを取材し、その様子と子どもたちの笑顔に触れた。