丸紅、タイ企業とバイオ製品事業·再エネ開発で協業大手製糖会社のミトポン社と協業

摘要

丸紅は、同社が100出資するタイの丸紅泰国会社と、同国のMitr Phol Sugar Corp(ミトボン社)が、タイにおけるバイオベース製品関連事業と再生可能エネルギー開発の戦略的協業に関する覚書を締結した。同国最大の製糖会社であるミトポン社が保有する農業残渣を含めた農業由来のリソースを活用し、バイオベース製品の原料開発と、包装資材·食器等の製造·販売、また再生可能エネルギーの開発·導入等を目的とする。今後は覚書に基づき、丸紅泰国会社とミトボン社は、丸紅グループが持つ知見·技術、販売ネットワークとミトポン社のアグリビジネス分野での優位性·革新性を活用し、化石燃料由来のプラスチック削減、また再生可能エネルギーの開発·導入等、幅広い脱炭素ビジネスの実現に向けて検討する。バイオベース製品とはおもに、植物等の再生可能な有機資源を原料として作られたバイオマスプラスチック、微生物の働きによって最終的にC0_2と水に分解し、自然界へと循環する生分解性プラスチック、またこれらを原料として製造される包装資材·食器等の最終製品、さらにサトウキビ等の有機資源を発酵させて製造するバイオエタノールを指す。