ポリスチレン製容器と「環境ホルモン」への対応

摘要

「外向性内分泌かく乱化学物質」という表現がいわゆる「環境ホルモン」に対する正式な表現であることが，厚生省の「内分泌かく乱化学物質の健暁影響に関する検討会」で公式に決定きれている．「環境ホルモン」という用語は，NHKと井口秦泉教授（横浜市立大学）とで創られたジャーナリスティックな造語である．この間題が研究者レベルは別として，一般に広く知られるようになったのは，は始年にシーア、コルポーン等が著作し，1997年に「奪われし未来」として翻訳，出版されて以来であろう．特に平成10年2．3月頃より，新聞、雑誌およびテレビ報道により，一層ポリスチレン製カップめん容器に対し，世間が注目するところとなった．