深絞り用包装材の近況

摘要

近年，健康志向も手伝って食の安全，安心がよ り重要視されてきている.これは食品そのものも さることながら，同時にその保存技術にも要求さ れるものである.消費者はより安全で安心できる 食品を求めるようになり，無添加，減塩というよ うに食品自体は保存力5効きにくくなる傾向にある. そこでその包材には，食品の変色や食味の低下の 原因となる酸素をできるだけ通さない，酸素バリ ァ性のより高い（酸素透過度のより低い）フィル ムが望まれるようになつている.さらには包材の 強度不足によるピンホール等力発生しては，いく ら酸素バリア性が高くても意味を成さないため， 包材には輸送，保存に耐えちれる十分な強度が求められている.