デザイナーと同じ土俵で勝負時代をリードするトップショップの勢力

摘要

今シーズンのロンドンのビッグニュースは、ヤング・ファッション・チェーンのトップショップのオリジナルブランド「ユニーク」のデビューショーである。 トップショップといえば、以前はデザイナー発のトレンド商品の、いってみればコピー商品を格安価格で店頭に並べることで、若者の人気を集めていた。しかしここ2、3年は、ストリートの流行をいち早くキャッチした商品やセレブファッションを打ち出し、幅広い層の支持を得ている。それは、スタイリストなどのファッションプロたちの心をも掴み、「高額のデザイナーブランドだけではなく、トップショップの安物をミックスした着こなしの方がおしやれ」という現象を生むことになった。 さらには、「デザイナーブランドに高いお金を使うより、トップショップの最新商品を着こなす方がかっこいい」という若者たちが急増。