協和発酵キリン高崎工場バイオ医薬原薬製造施設、製剤施設見学会

摘要

バイオエンジニアリング研究会では、今年度の活動 方針として「スマートセルインダストリーのためのバ イオエンジニアリング」、シングルユース分科会活動 の継続を掲げている。「スマートセルインダストリー」 とは、高度に機能がデザインされ、その発現が制御さ れた生物細胞（スマートセル）を用いた産業のことであ り、今回は、このスマートセル（高度に発現制御された動物培養細胞）を用いたスマート（高生産、GMP準 拠、多品目生産、シングルユース）な最新のモノづく り技術に対する理解?議論を深め、またシングルユー スに対する考えを深める機会として、協和発酵キリン 高崎工場バイオ医薬原薬製造施設、製剤施設見学会 を9月5日に実施した。高崎工場では、国内最大級の 組換え動物細胞を用いた原薬の製造設備を2016年に 竣工しており、ここではステンレスタンクを中心にし た設備構成となっており、その設計思想を知ることに より、研究会で検討を推進しているシングルユースの 考え方を深める機会となった。