FLT3阻害薬

摘要

FLT3は細胞増殖促進に関与する受容体型チ 口シンキナーゼである。i^T??の活性型遺伝子 変異は，主として傍膜貫通領域における重複型 遣伝子(internal tandem duplication ： FLT3-ITD)とキナーゼ領域における点突然変異，揷 入/欠失型変異(tyrosine kinase domain ： FLT3-TKD)の2種類が存在するが，近年こ れら以外の領域における遺伝子変異も同定され ている。FLT3遺伝子変異は，急性骨髄性白血 病（AML)で最も高頻度に認められる遺伝子 変異で，成人AMLの約30%に認められる。