連続する立体と平面/オリジナル·タイルアートのナイーフな世界--イタリアの陶芸作家ミケーレフラミア世界

摘要

ミケーレ·フラミアの作品に触れたとき、「平面でありながら立体的である」と感じるのは、私だけではないと思う。 Aはレリーフであり、平面と立体の境界上にある作品である。 この作品は、立体が平面にたたみ込まれているかのようにも感じられる。 これはミケーレ·フラミアのなかで、全てのものが奥行き（厚み）をもって理解されているからに違いない。 このことは彼が陶芸家であった叔父たちと、油彩および水彩画家であった母方の祖母によって、その才能を育てられたことと無関係ではない。 彼の感性は平面と立体を分けて捉えてはいない。 平面と立体の問に境界はなく連続的に存在し、その間を自由に横断し創作している。 この感性が平面作品をも立体的に感じさせているのではないだろうか。