ローム車載システムのシンプル設計?高信頼化に貢献高ノイズ耐量「EMARMOUR?」シリーズにコンパレータのラインアップを拡充

摘要

近年、自動車の技術革新に伴い電装化が進み、1台あたりに搭載される電子部品の数はますます増加している。同時に、自動車の安全性を確保するため、搭載される電子部品においては、高い信頼性が要求されている。例えば、EV (電気自動車）は電動モーターで動作し、モーターへの電流はメインインバータから供給される。メインインバータは直流を単に交流に変換しているだけではなく、モーターを壊さないための安全装置としての役割もあるため、EVでの重要性は髙く、メインインバータに搭載される部品にも高い信頼性が要求される。高信頼性が求められるのはECU(エンジンコントロールュニット）においても同様で、MCU(マイクロコントローラ）を核にしてセンサーからの入力を処理し、パワートレインの制御を行う場合もある。また、安全性の面から、各種センサー類、MCUから構成されるADAS (先進運転システム：自動ブレーキ機能、クルーズコントロール機能など、運転者を補助する各種機能）が搭載されるようになつた。加えて、利便性の面からも、Bluetooth?によるスマートフォンとの連携、カーナビ、ETCなど、搭載機能は従来よりも増えてきている。