（3517）先行きにやや期待感

摘要

東大阪商工会議所（嶋田亘会頭）は、隔月毎に管内主要中小企業の景気動向調査を実施しているが、先ごろ6月期の調査結果をまとめた（調査対象数300社、回収数253社、回収率84.3％）。それによると、製造業では対前年同期比生産額業況指数〈増加企業の割合ー減少企業の割合〉は、4月期から22ポイント下がり▲22（前4月期±0）となった。東日本大震災の影響もあり大半の業種は低調となったが、一般機械のみは好調となっている。また、対前年同期比で原材料仕入価格は51（同51）と強含み傾向、製品販売価格は1（同2）と保ち合いで、ともに4月期と状況は変わらないが、採算状況は▲41（同▲34）と悪化している。3カ月先の景気見通しは、震災の影響もあり依然良くないが、一部業種では好転予想もあり、BSI〈景気見通し指数＝（良くなるとみる企業の割合－悪くなるとみる企業の割合）×1／2＞で▲7（同▲17）と、マイナス幅を縮小した。