ISO14001改定概要

摘要

（前々号続き）③環境パフォーマンスの強調これまでのISO14001規格の中での継続的改善とは、環境マネジメントシステムを向上させる活動であり、マネジメントシステムの改善に重点が置かれていたが、2015年版では環境パフォーマンスそのものの改善（向上）に重点が置かれている。環境マネジメントシステムの目的として環境パフォーマンスの向上が明確に記載されており、継続的改善に対する定義も"（環境）パフォーマンスを向上させるために繰り返し行われる活動"となり、パフォーマンス向上が明確化されている。環境マネジメントシステムを運用する組織は、設定したレベル（意図した成果）迄、地球温暖化ガス等の排出、汚染水等の排水、廃棄物等の廃棄を低減させることが必要になってくる。成果＝パフォーマンスを意図してPDCAサイクルを回すことが重要になってきている。