市場動向～光フェルール、増産ラッシュから一転減産シフト：TOTOが福島新工場の稼働延期/京セラも減産示唆

摘要

フェルールメーカーが減産にシフトしつつある。 光通信用部品の1つで、光ファイバー同士の接続部分に使用されるキーパーツであるフェルールは、北米を中心とした光通信網の拡大に伴い需要が増加。 2000年度は、各社急ピッチで増産体制の構築を進めた。 2001年度も右肩上がりの見通しを予想していたが、ここにきてIT関連市場の急速な衰退により需要が低下。トップシェアの一角を占めるTOTOが新工場の稼働を延期するほか、京セラも減産を示唆するなど一気に市場が冷え込んできた。