二重ねじ構造ボルトで論文

摘要

転造機メーカーの（株）ニッセー（山梨県大月市）の社長で東京農工大学工学府機械システム工学を専攻する新仏利仲社長は、学位（博士）論文「ナットの回転緩みを止める二重ねじ構造ボルト開発」を今年3月に発表した。ナットの戻り回転による緩みは様々な対策が講じられている一方で、その多くが摩擦力を強化したものが主であり決定的な防止策がない中、同軸に2種類のねじをもった二重ねじ構造ボルト（DTB：DoUbleThreadBo1t）を開発して、その性能評価と量産化技術を研究したもの。