DVDクローズアップ解説平成28年度陸上自衛隊観閲式

摘要

「中央観閲式」は3年に1回のペースで行われている陸上自衛隊のー大イベントである。自衛隊の最高指揮権者である内閣総理大臣が部隊を観閲することによって、隊員の士気を高揚し、国内外に自衛隊の精強さを披露することが目的となる。この2016年の観閲式の終盤には、ゲストとしてアメリカ陸軍及び海兵隊も参加したことから、強力な日米同盟をアピールする絶好の機会にもなった。戦後の観閲式は、警察予備隊が発足した翌年となる1951(昭和26)年当時、東京都江東区に存在した「越中島駐屯地」で第1回目が行われたことから始まる。自衛隊発足後しばらくは神宮外苑で開催されていたが、外苑周辺の交通状況に考慮し1973(昭和48)年から朝霞駐屯地に隣接する「朝霞訓練場」ヘとその舞台を移しており、平成28年度観閲式も2016年10月23日に朝霞訓練場にて行われた。