Sumitomo Electric Wiring Systems(Thailand)工場ルポ 車載ワイヤーハーネス一貫 技術力でタイ市場深耕 顧客要求に迅速·柔軟対応

摘要

車載ワイヤーハーネス では、世界卜ップクラスのシェアを有する住友電気工業。現在、他の自動車関連企業と同様に「半導体不足」「原材料高騰」「物流の混乱」に直面するものの、グローバルネッ卜ワークの最適化を図り2022年度も受注増加を見込む。タイには、住友電工として1969年(昭和44年)に進出。94年にSumitomo Electric Wiringsy Systems(Thailand)Ltd.(SEWT)を設立し、現在は主にタイ顧客向けの地産地消拠点として、車載用ワイヤーハ ーネスの製造·販売を行つている。SEWTは、タイ中部のアマタシティ·ラヨン工業団地の本社工場をはじめ同国に4工場を有する。住友電工グループとして、銅·アルミニウムの銬造から、電線、コネクター、端子、電子基板のパーツ製造など、ワイヤーハーネス生産の一貫体制を確立している。20年末に稼働を開始したゴラー卜工場(ナコーンラーチャシーマー県)では、新製品の立ち上げに取り組んでいる。