樹木医の原点「木の心」

摘要

共楽園は元禄時代から植木造園の創業で園名は7代目の祖父が命名登記したのものである。 昭和初期に長崎植物病院を造園業の中で設立したのも日本では初めてであろう。 その記録は当時の営業パンフレットとして残っており明らかであり，父も樹木の治療をしていたことを覚えている。 平成3年度にわが国で初めて樹木医制度が発足して私自身が第1期生として関係することになり，親先祖に対し思いを馳せ感慨無量である。 ここに私が樹木医としての大きな基盤要素となった幼少時からの思い出事実から2～3ふれて見たいと思う。