登録ランドスケープアーキテクト（RLA)資格制度の概要および2006年の試験実施予定について

摘要

本資格制度は，ランドスケープアーキテクチェアに関する業務を実務者として遂行する技術者個人を認定,登録する制度である。 法律に基づく国家資格ではないが，実務を遂行するために必要な一定の知識と技量からなる能力を試験により客観的に試し，試験に合格した者が本人の意思により登録を行い，CPDなどを通じた実践を積み重ね一定の期間ごとに更新を繰り返すことにより,資質を維持向上させる仕組みとなっている。 つまり，登録者自らが技術者としての自己責任をもって，自己を管理することを前提としている制度である。 これは，本制度が資格に関するグローバルスタンダードの要件である①専門教育，②実務訓練（OJT），③認定試験,④継続教育（CPD）の4段階により構成されているためであり,資格制度として国際的な相互承認に対応することを念頭においているためである。