Audi SQ5／Q5 - 躍進を誓った本命

摘要

アウディSUV＝〝Q″は今やフルラインシリーズに成長したが、そのなかで最大の稼ぎ頭はずっとQ5である。先代（初代）Q5 は2008年の登場から累計160 万台以上を売り上げ、モデル最末期となった昨年でも、A3とA4に次いで3番目に売れたアウディだった。2代目となって日本に上陸した新型Q5／SQ5も「A4系列のSUV」という基本構成は初代と同じだ。「MLB evo」という新世代の軽量骨格をベースに、必要に応じてプロペラシャフトも停止させる高効率クワトロ（Q5のみ）、2l4気筒ターボと3lV6ターボという2種のエンジン……といった主要メカもすでに上陸済みのA4／S4（およびA5／S5）に準じる。少し拡大したボディサイズのおかけで室内空間や荷室は広くなり、内外装デザインも最新アウディそのもの。意地悪くいうと、新型Q5／SQ5は事前の予測と寸分たがわぬ（？）姿形と内容といっていい。