EUがイラン核合意維持でロウハニ大統領に打開策

摘要

EUのボレル上級代表は2月3日、イランの首都テヘランを訪問し、ザリーフ外相、ロウハニ大統領と相次いで会談した。会談でロウハニ大統領が「残念なことに米国が核合意から一方的に離脱したことが多くの障害を生んだ」と述ベ、合意維持が困難になったのは制裁を再開した米国のせいだと非難した。そのうえで、「今なおEUとともに問題解決に取り組む覚悟だ。各国が合意を順守すれば、イランも再び順守する」と述べ、イランに経済支援するよう各国に求めるとともに、合意の維持に向けて打開策を探りたいとの考えを強調した。