福島沖震度6強地震で石油ガス関連被災なし 東北と関東の電力会社管内で停電発生一部被災も

摘要

経済産業省は3月17日、福島県沖で3月16日23時36分に発生したマグニチュード7.3の地震によって発生したエネルギーインフラを巡る被害状況についてとりまとめた。経産省のまとめでは、製油所について、震源地から近いENEOS仙台製油所においては安全装置が作動したが、火災や煬発などがなかった。また、ENEOS川崎製油所においては、東京電力管内の停電の影響で複数の装置が停止中となったが、同時点で火災や爆発等はなかった。さらに、ENEOS根岸製油所においては、東京電力管内の停電の影響で一部装置が停止中であったが、同時点で火災や爆発等はなかった。そのほか、大阪国際石油精製の干葉製油所において、東京電力管内の停電影響で全装置が停止中であったが、同時点で火災や爆発などなかった。SSについては、同時点で被災などがないことを確認した。ガスについては、都市ガス·簡易ガスについて同時点で被害情報はなかった。熱供給事業については、熱供給事業については、千葉県幕張及び横浜市で停電が発生している影響で地域での熱供給の供給支障発生の可能性があるとしいている。また、東京ガスエンジニアリングソリューションズ幕張新都心インターナショナルビジネス地域で停電発生による状況確認を同時点でしている。また、東京都市サービス幕張新都心ハイテクビジネス地域でブラント停電復電待ち、みなとみらいニ十一がプラント停止であることを確認している。しかし、LPガスについては、同時点で被害情報はなかった。