桂皮酸誘導体を原料とするバイオベースフィルムの創製とガスバリア性

摘要

現在プラスチック材料は日常生活に欠かすことのできないものとなっており、電子材料や包装材料など用途は多岐にわたっている。プラスチック材料のほとんどは化石資源である石油を原料としているが、将来的な資源の枯渇や温室効果ガスである二酸化炭素の排出が懸念されており、近年では環境に低負荷な植物由来のプラスチック材料が注目されている。