昭シェル2010年度は増収増益:需給改善、油価上昇、猛暑の増販で好転

摘要

昭和シェル石油は2月1日、2010年12月期の連結決算を発表した。昭和シェル石油の2010年12月期連結決算は、売上高が2兆3，460億8，100万円で前年同期比16．0％増、営業利益が367億100万円、経常利益が421億4，800万円、当期純利益が159億5，600万円となり、営業、経常、最終段階で前年同期の減損から大幅に回復して、黒字を計上した。2010年度は、たな卸資産評価の影響を除く実質経常利益（CCSベース経常利益）は、342億円（同459億円の増益）となり、石油製品の総販売量は、シェルグループを通じた積極的な輸出の効果もあり、前年比1．5％の増加となった。