（3537）新本社工場　は試作·開発拠点

摘要

建て替えられた本社工場は先代の小野孟氏が昭和40年に「(株)小野製作所」を設立した、云わば"第2創業"（昭和3年、小野佐吉氏が農機具部品製造販売で創業）の地。旧工場は、昭和40～50年代に相次いで増築され、建て替え前は敷地面積4737平方メートルに延べ13棟·計4400平方メートルの規模を誇った。ただ、高度成長期における増築だけに有害物質のアスベストを使っていたり、PCB（ポリ塩化ビフェニル）を封入した電源トランスなど環境対策面に加え、老朽化が目立っていたことや、生産の主力を玉原工場に移している現在、使い勝手の悪さといった問題を抱えていたことも事実。