中国の発電ビジネス市場日系企業悩ます停電、大きい潜在性

摘要

中国の発電設備は、日本と比較して大型発電所が少ない。 30万kW程度の発電所が標準であり、もっと発電規模の小さいものも多く、発電効率が低い。小規模発電所の大部分は中国製であり、中国の現在の技術水準では30万kW程度が一つの技術水準の限界となっている。60万kW程度の発電所も存在するが少数であり、それ以上の規模の発電所は日本製のものとなる。 大型発電所は、米国のGEを初めとして、日本製では三菱重工、川崎重工などが製造している発電機が多い。 石炭火力発電はGEのもの、天然ガス火力発電は三菱重工のものが大部分である。 中国では計画経済の問題点が露呈している。 電力当局の予測以上に電力需要の伸びが著しく、この数年程度は電力不足が続くものと思われる。 しかし、それ以降は中国経済の成長の鈍化もあって、電力供給は過剰になると指摘する専門家もいる。