2004年度はSSに明るい兆し

摘要

国内景気は明るい兆しを覗かせている。 内閣府は、5月18日に2004年1～3月期のGDPの成長率を実質1.4％（年率5.6％）、名目0.8％と発表した。 実質GDPは、2003年1～3月が0.2％、4～6月が0.8％、7～9月が0.8％、10～12月が1.7％、名目は2003年1～3月がマイナス0.6％、4～6月が0.5％、7～9が0.3％、10～12月が0.8％でプラスを1年間示している。 また、3月の景気動向指数（改定値）は45.0％で11カ月ぶりの50％割れとなったものの、景気に遅れて動く遅行指数は80.0％となり7カ月連続で50％を上回った。 また、内閣府の2003年度の年度財政報告では、日本経済が2002年1月に景気の谷を超え、景気回復局面に移行、企業収益や設備投資の改善で2003年秋以降持ち直したという。