他人に聞こえるひとりごと－76．棚卸しの効果的な進め方

摘要

棚卸しは何のために行うのであろうか．ひとつは自分たちの資産の実態を正確に把握すること．これは会計処理の面からも必要になってくる．したがって，コンピュータのデータ上の理論在庫数と実際の数量に差異がなければ，いちいちカウントして検証する必要はない．ところが，棚卸しを行った結果がどうなっているかというと，理論在庫数に対して多いものや少ないものがいっぱい見つかるのが現実なのだ．そこで，二つめの目的である『仕事の進め方の問題を発見する』という視点が必要になってくる．