研究開発機能と顧客サポート機能の一層の強化を図る研究棟の拡充と、各賞の受賞を機にはんだ製品のさらなるイノベーションを目指す

摘要

電子機器の高機能化や小型化の進展はとどまるところを知らず、要求される実装技術や関連材料の品質のレベルも急速に高まっています。これに伴って、はんだ材料の果たす役割はますます重要なものになっています。当社ではかねてより、顧客満足実現のために高度な頭脳と技術そして設備を備えた拠点が不可欠であると考えており、2006年にはこの方針に基づいて旧『R＆Dセンター』（豊中市）を建設し、ここで数々の新商品開発や課題解決を実現してきました。また最近では、合金やはんだ接合に関する研究をより深めるために、海外の大学をはじめとした研究機関との共同研究や、学会で発表を行うなど、その活動領域を学術研究の域にまで拡大しています。加えて、今年は東南アジアに2拠点を開設（世界中で合計10拠点）するなど、商品供給のグローバル化もさらに進めており、それによる商品ニーズや技術課題の多様化に対しても、より的確かつスピーディーな対応力が必要となってきました。