都市内高架橋の維持管理

摘要

阪神高速は昭和39年（1964）に供用を開始し37年を経過した現在，その営業延長は221.2km，1日の平均利用台数も92万台を超え，関西都市圏の大動脈として貢献しているところである．阪神高速の管理構造物について，構造種別ごとの内訳を表-1に示しているが，阪神高速道路はその性格上，都市機能の分断を回避することなどから，その90％近くが高架橋形式を採用しており，数にすると9000径間以上の橋梁を現在管理している．