韓国・仁川国際空港第二連絡橋（仁川大橋）斜張橋部の設計: 主塔および橋脚の設計

摘要

仁川国際空港第二連絡橋（以下，仁川大橋）は，2000年11月に開通した第一連絡橋（永宗大橋）に続く第2のアクセス道路であり，空港のある永宗島と松島自由経済特区（仁川広域市）を結ぶ全長約12kmの海上橋梁である．橋梁が交差する中央部の航路は幅625.5m，高さ74.0mであり，国際都市として発展を目指す仁川広域市にふさわしい規模に設定されている．主橋梁は入札時に，中央支間長700mの3径間連続斜張橋で計画されていたが，その後，航行船舶の安全性の面から中央支問長を800mとし，側径間に中間橋脚を配置した5径間連続斜張橋へと形式変更された．