蘇生した医療用酸素FRP複合容器　2009年1-7月期前年同期比52％の大幅増、買い替え需要に不況色なし

摘要

医療用酸素のFRP 複合容器が今年2月以降から急激に売れている。前年同月比で見ると、09年は1月がマイナスだったものの2月以降は軒並みプラス、6月、7月は2倍以上の売れ行きで、1-7月累計は52％の伸びとなった。これには2つの要因がある。1つは買い替え需要期が本格到来した点だ。同容器は耐用年数が15年と定められており、在宅酸素事業者や医療ガスディーラーは所有容器が15年を経過すれば、買い替えるしか手立てはない。今年は1994年に製造された3万2206本（医療用酸素以外の用途も含む）が15年日を迎えるわけで、これらが買い替え需要の中心を成している